川縁の道

俺たちは近くを流れている川の河川敷を意味もなく北上しながら歩いていた。一ヶ月前ならまだ花も残っていただろう桜並木は、今はただしょぼくれた川縁の道でしかない。

散策にうってつけの川沿いなので、家族連れやカップルとところどころですれ違う。

(中略)

護岸工事された浅い川のせせらぎを眺めながら朝比奈さんが呟くように言った。

「涼宮ハルヒの憂鬱」P143