光陽園駅前公園

電車や車の立てる喧騒を背中で聞きながら俺は自転車を押して公園に入っていく。等間隔で立っている該当、その下にいくつかかたまって設置されている木製のベンチの一つに、長門有希の細っこいシルエットがぼんやり浮かんでいた。

「涼宮ハルヒの憂鬱」P112

SOS団のそもそも

お知らせしよう。何の紆余曲折もなく単なるハルヒの思いつきにより、あたら行く発足するクラブの名はここに決定した。

SOS団。

世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団。

略してSOS団である。

(中略 = 面白いところなので ぜひ本編でお読みください)

なぜに団かと言うと、本来なら「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの同好会」とすべきなんだろうが、なにしろまだ同好会の体すらたっていない上に。何をする集団なのかも解らないのである。「それだったら、団でいいじゃない」という意味不明なハルヒのヒトコトによりめでたくそのように決まった。

「涼宮ハルヒの憂鬱」P65

ただし、後になって学校(生徒会)に申請を出す時には

生徒社会を応援する世界造りのための奉仕団体(同好会)」(略称・SOS団)

と名乗っている。

「涼宮ハルヒの憂鬱」P298

 

山の上の学校

この学校がえらい山の上にあることで、春だってのに大汗をかきながら延々と続く坂道を登りつつ手軽なハイキング気分をいやいや満喫している

「涼宮ハルヒの憂鬱」 P9

 

P252では

ナチュラルハイキングコースが学校への通学路になっている虚しさ

と描かれている。夏の暑い日のことである。